2014/11/22

紅葉

私の住むところでは紅葉が今、見頃を迎えています。この投稿を書いている11/22は快晴、絶好の行楽日和となっています。淡い青空と紅葉した山々が映えますね。

さて、水上勉作「櫻守」に曰く、桜は緑を背にしたほうが映えるのだそうです。紅葉もそんな気がします。黄色や紅色にそまった山々も、松や杉の濃い緑の対比がところどころにあることで締まって見えるように感じます。なんにせよ、モザイク状に鮮やかな色が配置されている姿はきれいなものですね。

紅葉狩りに行くと、まぁ滅多に居ませんが、紅葉した木々の枝を折ってしまう人が居ます。あるいは紅葉した葉っぱを採ってしまう人はもうちょっと多いかもしませんね。葉っぱを取るぐらいだったら、木のほうからしたら、どうせ落ちるものですからなんとも思ってないかもしれませんが、まだ付いているものですし、自然に落ちるに任せたいものです。以前、友人たちと紅葉狩りに行った時にきれいな落ち葉ばを拾っていたら、笑われてしまいました。 友人曰く、落ちてしまったら色がくすむんだから取ればいいじゃないか、と。友人は落ち葉を拾うことよりも景色(紅葉狩りに来ていること自体 )を楽しんでいるようで、私がちょっと下を向きがちだったのがおかしかったようです。「いや、葉を摘むのルール違反だ」と私が言うと、わけが分からないとまた笑っていましたけどね。

紅葉狩りもいろんな楽しみ方が出来ていいものです。

2014/11/15

晩秋の空

どうも、秋の深まりにお布団からでるのが億劫な李花尺です。

ずいぶんと寒くなりました。日中はまだそこまで寒くないですけどね。でも先日、遠くの山は なんだか白く薄化粧をしていました。それも日中には消えてしまいましたが。・・・雪で思い出しましたが、「色の名前」を造っているときに、ふと東方とは別に違うお話が頭に浮かびまして、それが今でも頭のなかに残っています。私はいわゆるネタ帳みたいなものを持たない、話の芽を書き留める習慣をつけていないので、ふとした思いつきはそのまま消えていくことが多いです。ただ、未だに頭のなかにいるということは、きっと私の中で形にしたい欲求があるのかもしれませんね。

そんなことより、はやくピアノの話を完成させたいのですが、どうも時間が取れず、とれてもなかなか筆が進まないので思った以上に苦戦しています。もう暫くお待ち下さい。本当は11月の頭には投稿できるとふんだのですが、 予定を大幅に過ぎてしまっています。これはいかんですね・・・頑張ります。


2014/11/08

宝塚

どうも、李花尺です。


2014年も残すところ2ヶ月ばかりですが、今になって宝塚歌劇団が100周年を迎えたことを知りました。宝塚歌劇といえば、twitterで「不美人の25箇条」のような教訓を目にしたことがあります。それよりも驚いたのは「清く正しく美しく」という標語が宝塚のモットーであることでした。これは100周年を知ったときに一緒に知ったのですが、いやはや宝塚の言葉だったとは。ちょっと宝塚のファンになりそうです。

「清く正しく美しく」。美しさというのは私が描いていきたい大切な題材ですが、そこに、「清く」と「正しく」を加えると、ずいぶんと若々しいですね。海千山千な大人が「正しく」を使うと胡散臭さがでるように思いますが、清さと美しさに挟まれると本来の「正しさ」の意味を取り戻すような気がします。この標語からは高潔で、無垢で、まっすぐに未来を見据える透明な目を持つ、美しい女性を見ることが出来ますな。本当に素晴らしい標語だと思います。宝塚おそるべし。

女性はかくあってしかるべきかな、とは思いますが、それだけでは世の中つまらないのかもしれません。それに、いざ清く正しく美しい女性の前にたったら、私は逃げ出してしうかもしれません。

2014/11/01

秋桜

薄紅の秋桜が秋の日の・・・どうも、昭和な李花尺です。

 休耕田をコスモス畑にしているところがいくつかありますが、案外背が高いですね。大人でもかくれんぼができるぐらいです。それに、それぞれ微妙に色合いや模様が違って個性がありますね。きれいな花です。なにより、秋桜は道端に一輪だけ咲いていることもあって、その生命力の強さや健気さが魅力です。

 コスモスについてちょっと調べてみると、キク科の植物で学名もCosmos cosmos。言われてみると葉っぱとかは菊っぽいですね。 和名は「アキザクラ」だと思います。桜はバラ科ですけど、まぁ、色合いとか似てますからよしとしましょうか。明治に観賞用として輸入されて、秋の季語として「秋桜」がその当時から用いられている様子。どうも「秋桜」と書いてアキザクラと和名として読む人より、当て字としてコスモスと読む人が多いような気がします。「コスモス」という響きは日本語に馴染みやすいようにも感じますね。シロツメクサ(和名)とクローバーだと若干クローバーを使う人が多いでしょうか。でも、ハルジオンのことをフィラデルフィア・デイジーや「Skevish」という人は殆どいないでしょう。そもそもハルジオンなんて、漢字で春紫苑と書くことができるなんて知らない人も多そうですね。私も昔は向こうの言葉を単にカタカナ表記したものだと思っていました。


 ま、うんちくはおいておきまして、コスモスが秋の風に吹かれて揺れているとなんとなく冒頭の歌を思い出してしんみりする李花尺なのでした。