2013/03/31

週末雑感

遅れました。 どうも、李花尺です。
失念していた訳ではないのですが、ちょっと、忙しかったので更新が遅れました。 遅れるなら遅れるで、告知すればいいのに、放置するあたりに人間性が出ますね。

 さてさて、今日は一応、「私の好きな東方手書きシリーズを紹介するシリーズ」の最終回。 servossさんの話でも。

 

動画は基本的に投稿が古いものから時系列になっているので、新しい動画は前の動画の設定を引き継いでいる様子ですから、一つのシリーズととらえてもいいだろうということで、”シリーズ”として紹介したいと思います。

servossさんの特徴といえば、絶妙な表情でしょうか(レイムはちょっと怖いのがいいですね。何もかも飲み込みそうな深い黒の瞳が・・・)。そしてエンターテイメントとして非常にわくわくさせてくれることですね。例えばスペースエーリンとか、設定はかなりぶっ飛んでると思うのですが、その設定がぶっ飛んでいることをふっとばすほどのリズム感で動画が進行して引き込まれます。次の展開が気になる動画というのはいいものですね。30分があっという間です。

後は画面の構成が好きですね。魚眼レンズで撮ったかのような構図や大胆に遠近感を演出した構図などなど。独特の丸顔で、リアリティが際立って高いわけではないのですが、登場人物の動きをとらえた描き方がなされているので、動的な手書き作品だと思っています。後、要所要所で「動く」のも魅力的ですね。スイカとレイムでは動画の盛り上がりを非常に際立たせる動きが挿入されていましたね。動くのは一瞬なのですが、効果的に使われているなぁと感じました。私もいつかは「動画」に挑戦してみたいものです。

ところで、「脇にぎり」なる技はどういう経緯で生まれたんでしょうか?どういうウルトラCが決まれば誕生するのやら。「脇」というものは東方において特別な意味を持つのはわかるのですが、そこでおにぎりを握ろうと考えつくのがservossさんの鬼才っぷりを表しているような気もします。


レイムを中心にして話が展開されることが多く、まだまだ登場していない妖怪たちも多いように感じます。まだ見ぬ妖怪たちがどのような肉付けをして登場するのか、楽しみにしていたりします。でも、守矢神社の面々がこれからどうなっていくのか・・・これもかなり気になるところではありますね。のんびりと待つことにしましょう。

servossさんリスペクト。なんという壮大で理解理解しがたいけど興奮する名場面なんだろう!


さてさて、とりあえず、servossさんの紹介をもちまして、「私の好きな東方手書きシリーズを紹介するシリーズ」を終えたいと思います。次回からは私の動画制作風景でも。

・・・需要?

知りません。

2013/03/17

週末雑感


どうも、一週間ぶりです、李花尺です。
さて、今日はmoganboさんの「淡々と進む東方手書き漫画」の話でもしましょうか。



 どうしても気になるのが「お魚天国」でしょう。どうしてこれが選ばれたのか気になってしょうがない。そして紫が登場する場合はキューピーのタラコマヨネーズのあの曲。そして、妙な一致を感じるのと、それがないと妙に落ち着かない感じは謎ですね。
 もちろん、それ以上に淡々と進む軽妙なやりとりが好きです。ぼけとつっこみが自然に存在している様はなかなか爽快です。タイトルにあるように、登場する妖怪・人間共々、どこか淡々としていて(決して感情が薄いとかそういうわけではなくて)、少し斜に構えた感じを受けるのは私だけでしょうか。でも、そんな感じが好きです。
 このシリーズはいくつかの独立したお話に分けることができそうですが、お話のなかで特に好きなのは【巫女】とそれに続く【ドライバー】でしょうか。ほかのシリーズに比べて、巫女、そしてそれに関わる妖怪と人間の魔法使いが生々しくて好きです。どうしても素直になれない感じと、素直だからこそ人を傷つけることもある、そんな人間が持つ色々な側面が出ていてので、見ていてそうなんだよなぁ・・・と感じ入ることができますよね。だから好きです。でも・・・

「ドライバーはいけない」

・・・だ、そうですよ。多分。

 後、淡々シリーズではゐがいい味出してますよね。まさに淡々としているというか、達者というか、さすがというか・・・。もしかしたら真綿で首を絞めてくる手強い妖怪なのかもしれませんけどね。ちょっと何を考えているのかわからないところがあって、つかめないけど憎めないし、好きなキャラクターです。

 先日、小悪魔の話が終わったので、次はだれに焦点を当てた物語が始まるか楽しみですね。小悪魔の話も面白かったです。小悪魔の悪魔っぷりが筋が通っていて不条理なのだけど清々しいですし、パチェさんもパチェさんで頭はいいのだろうけど、いろいろと問題があるご様子で、両者ともにそのちぐはぐした感じが好きです。マリサもマリサですしね。軽妙で毒のある会話と、絶妙な表情がツボです。
パチェさんが一言、

「どういうことだ?」

ここで切り取っても雰囲気は伝わりませんが、吹き出しの出てくるタイミングも非常によく、まさに目の前で会話が展開されているようなテンポの良さがあります。セリフ一つ一つが短いのも臨場感を出すこつなのかもしれませんね。

「私は悪くありませんが」

 さて、次週、servossさんのシリーズの感想をもって、とりあえずはこの「私の好きな東方手書きシリーズ」を終わりたいと思います。また、何か思うことがあったら書いていこうと思います。ではまた来週。

淡々と進む東方手書き漫画 【悪魔】より。淡々シリーズも背景が丁寧に描写されていますね。

2013/03/10

【後書き】色の名前 の続き

さて、リメイク版の 色の名前(続編)をお送りしました。


 今回、もっとも悩んだのは、「BGMをどうするか」でした。過去のエントリーをご覧になった方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、本当はパブリックドメインやニコニコモンズの作品をミスティアに歌ってもらう予定でした。ですが、どうしても適当なものが見つかりません。もちろん、私が探した範囲というのはごく限られたものでしかないので、パブリックドメインやコモンズが充実していないということではありません。ですが、リメイクということで特定の「雰囲気;色」を感じさせる歌声というの求めると、どうしても難しい。あらかじめ音源を準備しておいて、それにあわせてお話を再構築する、という手もあったのでしょうが、そこまでは当初、頭が回らなかったのです(ま、なんとか見つかるだろう、とたかをくくっていました)。そして、実際にリメイク版の作画を終えて、動画を編集するにあたり、ともかく、ミスチーの歌うパート以外の BGMを先に設定したところ、ずいぶんとはまりました。流れとして、むりやりミスチーに歌わせるよりも、このままミスチーの歌声を想像してもらうのも悪くないな・・・と思い、前回とは異なり、今回はミスティアの多様な歌声はほぼ省略されています。

 と、まぁ、作成過程はこんな感じでした。リメイクとしては一応これで「色の話」は完成を見た訳ですが、せっかくですから、もうしばらく色の話は続きます。飛んでいったチルノが里で起こしたこと、ミスティアが今回二人に出会ったこと、この二つが絡み合って色、というものの性質や、それを感じることの幸せや優しさ、というものを描いていく予定です(・・・が、その台本が以前に藻くずと化したので、これからまた再構築です)。少しばかり気長にお待ちください。


 蛇足。色の名前をリメイクするにあたって、前回・今回と大和言葉での色の名前をいくつかあげました。私自身、そういった素養がある訳ではなくて、参考資料があります。「百羽鶴」という百枚の折り紙が閉じられた本で、その折り紙百枚がそれぞれ違う色・違う柄で構成されているものです。ぱらぱらとめくるだけで、ずいぶんと楽しめましています。そしてぱらぱらとめくっていって、適当な色、そして「音」がいい色を台詞として採用しました。せっかく買ったのですが鶴を折るのがもったいなくて、未だに色見本の本として利用しています。あんまり折り紙が得意ではないので・・・。

 ちょっと投稿後、たてこんでおりまして、いつもなら、twitterでもなるべくリプライを返すようにしているのですが、今回は無視という形になりましたし、後書きも遅れて申し訳ありませんでした、許してね。今週は投稿して後書きも書いたということで、ちょっと前から続けている週一更新の「私の好きな東方手書き」シリーズはお休みということで。では、また来週。

2013/03/03

週末雑感

さて、3月になってしまいました。李花尺です。
不慮の事故があったとはいえ、2月中は次の話を投稿することができませんでしたね。でも大分進んでいるので、3月の中旬までには投稿できると思います。お楽しみに。

さてさて、今日はくびのこさんによる「ほのぼのフラン」の話でも。



いやぁ、ほのぼのできます。小さなフランちゃんとこいしちゃん、そして大人びたフランちゃんとこいし君。レミリアお姉様、さとりお姉ちゃん・・・そんなそれぞれに魅力的な優しい存在ですね。子供は子供らしく、お姉さんはお姉さんらしくもあり、また、ちょっと抜けたところがあって可愛げがあります。会話はものすごくラフな感じで、緩いのですが、それが愛嬌があってほのぼのできますね。
 シリーズを通して、一本の筋の通った時系列が存在するのかパラレルな世界が入り乱れているのかわかりません。でもその頭身が大きくなったり、小さくなったり、何か大切なことを知っている風であったり、なかったり、ちょっと不思議な世界観になっているのも素敵ですね。また、おまけで出てくる小さな文や幽香とビオランテのやりとりとかも大好きです。こちらもかなりのほほんとしてますからね。マリサの姉さんはかっこいい。
 ちなみに、私は平成ゴジラとかガメラとかを見て育った世代なので、シリーズで出てくる怪獣はよく覚えてないけど、なんだか懐かしい思いもあります。ですから、怪獣が出てくることに全然違和感を感じないのも、この作品を好きになれる一つの理由かもしれません。
 さて、先日新しい作品が投稿され、最終回に近づいているということだそうです。最終回というのが、「ほのぼのフラン」の最終回なのか、くびのこさんの「くびのこ」としての活動の終わりを意味するのかは判断しかねますが、ともかくも、不思議に入り乱れている紅魔館と地霊殿の面々の時系列が明らかになるようなので、わくわくしております。

くびのこさんリスペクト。何ともいえない口元などは私には再現不能です。