2011/05/28

霧の大河第二話 後書き

さて、第二話を投稿しました。

第二話は第一話の冒頭でレティとチルノの出会いがありそして最後に再び会う、その間の出来事です。

文とレティの掛け合いは実はもう少し長かったのですが、レティという孤独な存在がそう長い間、他の妖怪と接する事もないだろうと思い、削りました。もっとも、文とレティの会話は文が一方的にしゃべっている部分が多いですけれどね。「弱い犬ほどよくほえる」とはいうものの、能弁もまた一つの能力です。レティは弁の立つ文を素直に認めていると思います。ちなみに、こんなせりふが省略されました。

文:外にはもっと面白い奴がいると思うに至る
レ:なるほどね
文:どうです、納得してもらえましたか?
レ:・・・そんなに面白いものかしら、他者というのは?
文:なにせ自分とは違う価値観を持っているわけですからね
レ:貴女が他者に対して興味を持つ理由は分かったわ
  でもなぜ、今なおそれを維持できるのかしら?
文:変化があるからですよ、事件といっても良い
  それはある者とある者のつながりの発生やこじれにほかならない
  そして一つの変化はそれだけで完結することはないのです
  変化は伝播し、変質していく
  もちろん、つながりの少ない者の事件は伝わりにくい
  が、それを広げることは可能です
レ:新聞ね
文:ご明察、私自身によって事件は大勢の事件になるのです
  わかりますか?
レ:何が?
文:幻想郷は狭い、ただ、世界を広げることは可能です

・・・とこんな会話を準備してました。無くても良いですね。あってもいいけど。射命丸文の本質をついた会話のような気もするのですが、物語の主人公はレティですので、割愛です。

さて、第二話は第一話の間に起こった出来事ですので、重要ですが、この事件がどのような変化をレティにもたらしていくかをこれから描いていこう、というところです。

どうぞ、今しばらくおつきあい下さいませ。

2011/05/24

いけてないので

ごわごわしたごつい服を着た女性って素敵ですよねぇ・・・とかなんとか。とりあえず、よくあるパターンの5人組みたいなのを作ってみた。むかって右からリーダー、天才肌、おしとやか、楽天家、弱気、のような、なにか。緑は前線、青は後衛のような仕事の分担のなにかを表しているような、なにか。

なんか、人がへって、もう一度荒野を人類の遺産を発掘しながら進んでいくようなイメージ。なぜ女性だけだというと、意味はないです。そこまで思いつかないよ。

永琳

ちょっと、第二話の制作がのってこないので、落書きpart 2
photoshopはいろんなことができるんですねぇ・・・。

落書き

無題です。
ちょっと疲れたので、落書きしてたら出来た何でもない絵。要は落書きです。こんなのを普段はちょろちょろとノートの端に書くからいけないんですよ・・・

2011/05/17

霧の大河 第一話 【後書き】

さて、新シリーズ始まりました。


今回はかなり言葉遣いに神経を使おうと思っています。目指す所は実際の会話のような、かみ合っているようでかみ合ってない会話です。過不足のない台詞はどうしても「説明乙」な印象を受けます。一方で、現実の会話にあるような、現場を共有しているからこそ伝わる(伝わらない場合もありますが)会話をそのまま繰り広げてもいけません、手書き動画は情報量が少ないですからね。それでどうしても台詞に頼って状況や心境を説明しなければならない比率が高くなりがちです。できればすれ違いや、ちょっと意味不明な会話をさせたいのですが、意味不明なだけでリアリティがでなければ意味がありません。・・・荷が重すぎる、というか高望みかもしれない。


今回のテーマは「変化」です。文の取材でも扱いたかったテーマなのですが、今回はこれを中心に据えていこうと思います。4月1日には「レティ、春よ」というタイトルを付けていたのですが、どうもしっくりこないのでこちらにしました。でも、仮のタイトルの方が暗示的で好きといえば好きなのですが。


最近、「ついった」をはじめました。たわいもないことや動画制作の進捗状況をつぶやいていますので、興味ある方はどうかフォローしてやってください。

追記

そうそう、忘れてました。字幕形式にしてみましたが、どうでしょうか?吹き出し式のほうがいいとか、ご要望があれば動画にでもニコレポにでも当ブログでも、ついったでも一言よろしくお願いします。

2011/05/15

つぶやき、はじめます

最近、ちょっとツイッターにも興味を示しまして、アカウントをつくりました。最初は有名人などのつぶやきをフォローするだけで、自分は発信しないつもりだったので、「李花尺」とは全く関係のないアカウントを作ろうと思っていたのですが、皆様との交流の場になれば、つぶやきをフォローしてもらえたらいいな、と欲をかきまして、「李花尺」のアカウントを作ってしまいました。

作ったのは先週のはなしで、しばらくの間、非公開マイリストで堀江氏とか勝間氏とか乙武氏とか、後はニュースサイトとかの公式つぶやきをフォローしてみました。が、さほど面白くなかったので、今度は自分でもつぶやこうかな、と思います。が、RTとか、twitterの基本構造がいまいち理解できてない。ま、最初は「せきをしてもひとり」状態だと思いますから、杞憂でしょうけどね。

当ブログでもつぶやきをフォローできるようにしてみました。ただ、140字という制限で、思ったことをすぐに形にする事に対して抵抗があるので、うまくつぶやけるかものすごく不安ですが。

動画はもう少しまってくださいね。

2011/05/11

今日も雨で、時折激しく降っていました。

で、窓から雨をたまに眺めると、新緑が煙ってぼんやりと浮かんでいます。遠くに鉄塔(電波塔?)も見える。なにやら目に優しい色合いで、境界がはっきりしない風景が広がっていました。すこし湿っぽいのが難点ですが、ものすごく気分がいいです。雨の日に外を出歩かなければならないとそれなりに憂鬱ですが、こうやって眺めるだけなら案外素敵な日ですね(もっとのんびり楽しむ時間が欲しい)。

今日、目前に広がっていた優しい世界を描けたら、と思います。例えば、お使いに出て急な雨に困っている橙とそこにやってきた妖怪(小傘とか、ニトリがいいかな)の間の何気ない雨に関する話とか。あぁ、吸血鬼の所にやってくる白黒じゃない魔女とかでも良いかもしれませんね。とりあえず、雨に対してネガティブな発想を抱きやすいキャラクターとそうでないキャラクターの対話を少し考えると、なにやら梅雨も楽しく過ごせそうな予感です。

ざっと今思いついたネタを書いてみると、

雨なので大好きな紅白巫女の所に行けない姉、とか、白黒魔女が来てくれない妹とかを抱えている館
図書館にふらりとやってくる魔女(ほかのキャラクターでも良いですがね)
図書館の主は姉妹のだらしなさにうんざり気味
雨を楽しむ方法なり、発想の転換の知恵を授ける魔女

とか、

ととろの一場面よろしく急な雨に雨宿りしている橙
そこにやってくる小傘orニトリ
ひとしきり雨に対する印象をお互い語った後、雨が上がる

別れる二人
(あ、今思ったのだけど、これ、もう少し改変したら色の話に使えそう)

うむ、落ちがいまいちですね、話をどうまとめるか(最近は起承転結のある話を作っていませんが)が問題です。なにか、終わったときに(終わった)と思える作品を作りたいものです。

2011/05/10

字幕にするよ

どうも。

現在、長編の台本がおよそ完成したので、動画作成に入った所です。台本が出来てしまえば後は基本的に作っていくだけなのですが、台本を作ったときに頭の中で描いた情景がアウトプットできずに悶え苦しまなければなりません。これからが長いといえば、長いですね。

そうそう、今回は台詞を吹き出しではなくて字幕にしようと思います。これまでの吹き出しには「しっぽ」をつけてなかったので、誰がしゃべっているか微妙に分かりにくいという指摘があったりしました。それの解決策としてちょっと試してみようと思っています。(後、作るのが楽)

吹き出しの方がよければ吹き出しに戻します。ですので、このブログでも動画でもかまいませんから、どちらが良いか、コメントよろしくお願いします。

2011/05/07

ととも 〜冬に咲く夏の思い出〜 【後書き】

さて、案外、素早く投入することが出来ました。
先日は投稿までに時間がかかるとブログで告知しておいてからに申し訳ないです。


さてさて、物語としては「文の取材」の後日談になります。「文の取材」では、太陽の畑で撮った写真を椛が記事にしています(まぁ、息抜きの写真入りコラムみたいなものですね)。そこから幽香が何を感じ取ったか。それは彼女が作中で述べているとおりです。

花は本物が一番美しいと思っているのだけど、写真というのは・・・魔法のようなものね、魅力はこちらの方があるかもしれない”

そして、それは射命丸文が写真に対して感じていることでもあります。幽香は普段の文のゴシップ作りをよく見ているので、そこまで文の感性が豊かであることは見抜けなかったようです。文としては写真の魅力に気づいたものの、なにやら恥ずかしいので、花の写真を撮ることは撮ってもそれをまとめるという作業は出来ずにいた。それが幽香に頼まれたことによって「むりやりやらされた」という言い訳ができたので、花の写真集作りをほぼ無償で手伝った・・・という背景を考えていました。幽香が射命丸文に写真を頼むくだりは「文の取材」を参照してください。


それと、本作は「ととも」の前々作「雪の音」とも繋がっています。時系列としては「ととも・雪の音」→「文の取材」→「ととも・夏の思い出」となります。ですから、作中で幽香のことを「詩人」と形容していますが、それは「雪の音」で幽香がレティをなかばからかうようにしてほめた言葉をそのままレティが幽香に返しているわけです(どちらも感性の鋭さを褒めているのですが)。一冬越しの意趣返しとは駘蕩した世界ですね。


動画の後書きにも少し書きましたが、この後日談の後日談を考えています。本当はその話も加えて一本の動画にしようかとも思っていたのですが、動画の尺やつながりを考えてやめとしました。・・・幽香が夏の花を見せてくれたので、レティがそれに対してお返しを考える、というストーリーです。また、余裕があれば話を作りたいと思います。それにしても作りたい話がたくさんあって、もっと時間が欲しい・・・

2011/05/05

GWの終わりに

GWもそろそろ終わりですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?(もちろん、いろんなGWのパターンがありますから、前半は通常運行で、明日はお休みという方も居られる事でしょう)

新緑が美しい季節です。でもすこし山に登るとまだ萌えるような緑には早かったりするようです。比叡山は桜が咲いているそうですね。私のGWは・・・あまりアクティブとは言えなかった様に思います。前半は黄砂も酷かったですしね。


さて、ニコレポのほうには今週中に動画を投稿するよ、というようにアナウンスしていましたが、GW中には思ったほど作業が出来なかったので、来週にのびそうです。申し訳ありません。う〜む、予想外でした。

現在作成中なのは「ととも」〜冬に咲く夏の思い出〜という作品なのですが、それとは別に以前からアナウンスしていたレティの物語(長編)ですが、思ったほど作業(台本作り)がはかどりません。ですので、もう一つぐらい「ととも」シリーズの話をつなぎに作る、かもしれません。